有価証券報告書「継続企業の前提に関する注記」

「継続企業の前提に関する注記」とは

有価証券報告書などで「継続企業の前提(ゴーイングコンサーン=going concern)に重要な疑義がある」の記載がある企業。注記は業績の悪化などで会社の存続が危うくなる可能性がある場合に投資家に注意を促すもので、会社の破綻を直接意味するものではありません。損益の赤字などが注記の主な原因でありますが、業績などの回復が認められれば注記は外れます。 ただし、投資家にとっては倒産或いは上場廃止のリスクが高い状況にあるという認識は持つ必要はあります。それだけネガティブな情報でありますので、開示後は株価も急落することが多く、また、反対に注記が外れた場合は株価が急騰することもあります。 監査法人によれば「損益や現金収支の赤字が2~3期続けば注記を検討、債務超過や借入金の返済期限オーバーはそれだけで注記の該当とみなし、監査法人が根拠に乏しいと判断すれば「意見不表明」とすることもあります。

経営破綻した企業で事前に注記を開示していた企業の例(2008年)

松本建工・ゼファー、真柄建設、ニチウスコー・井上工業、新井組、ディックスクロキ、、ジェネシス、テクノロジー、トランスデジタル

「継続企業の前提に関する注記」を付けた会社の検索

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関連サイト

要注意企業はココで見抜け!”継続企業の前提に疑義あり”(東洋経済新報社) ・第163回-企業継続の前提って何?(YOMIURI ONLINE)-イラストと会話風の判りやすい解説 ・継続企業の前提(ゴーイング・コンサーン)(公認会計士協会)-会計用語